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東北学院大学 入試対策講座
高1〜3年生[基礎・標準レベル]

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中学の頃から苦手だった英語を、ついに克服!
東北学院大学に一般選抜入試で合格したOさん。 

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中学生の頃からの苦手科目を克服するには、根本的な部分から確認し、時間をかけて土台を作っていく必要があります。地道な時間の連続は、途中で挫折してしまい、苦手科目のままで終わってしまう生徒が少なくないもの。
 
しかし、一般選抜入試で合格するには、苦手科目の克服は避けて通れない道であることは間違いありません。わずかな差が合否を決定する一般入試では、苦手科目を残してしまうことが、大きなダメージになってしまうからです。
 
真面目で素直な性格を生かし、基礎固めに十分な時間を費やすことで、秋以降のレベルアップに成功したHさん。焦らず、丁寧に、そして、一冊ずつ問題集を終えていく時間の中で、Oさんは何を学び、どのように成長したのでしょうか?
 
じっくりと読んでみてください。今のあなたに必要なヒントを見つけてもらえるはずです。 


中学 から苦手だった、英語を克服したい

Oさんから学習相談の申し込みがあったのは、高校2年生の冬。「来年から受験生になるので、一度相談させていただきたい」という、お母様からメッセージをいただき訪問せさていただくことになりました。
 
読書が趣味というHさんは、静かで落ち着いた印象の女子生徒でした。「高校生活はどうでしたか?」という質問にも、丁寧に考えながら話してくれる真面目さがあります。一通り、高校生活の様子を聞いたあと、具体的なカウンセリングを開始します。
 
模試と学校の成績を確認していくと、得意だった社会と国語は高校でも上位レベルの位置をキープすることができていたのですが「中学生の頃から苦手」の英語が、平均点を下回る点数しか取れていないという状況でした。詳しく話を聞くと」高校へ進学した際、授業のレベルに付いていけず、英語の学年順位が下位レベルにまで下がってしまった」 「もともと苦手な英語がさらに自信がなくなり、そのまま悪循環が続いてしまった」とのことでした。
 
「英語が苦手なので、他の科目でがんばろうと思ったのですが、 ここまで下がってしまうとは思っていなくて・・・」
               
国語と社会の成績を見ると、Oさんが決して勉強を怠けていた訳ではないことが、わかります。このように「一教科だけ、ひどく成績が落ち込んでいる」場合は、学習方法への姿勢を根本から見直していくことが、一見遠回りに見えても近道の場合が少なくありません。さっそく、現在の状況の把握から行きます。
 
学習ポイント1
合格に向けて、学習方法をチェック!

最初につまづいてしまい、そのまま時間を過ごしてしまうと、取り戻すにも時間が必要になってしまうよ。「鉄は熱いうちに打て」というけれど、苦手意識が深くなる前に早めに相談してみよう!

 
 

苦手意識のループ」を抜け出そう


 
Oさんのお母様によると「好きな事は夢中になってがんばるけれど、苦手な事は本当にダメです。なので、嫌いな科目には手を伸ばすまでに時間がかかる子です」と苦笑いをしていらっしゃいました。
 
「苦手な英語をがんばろう」→「早くやらなければいけない」→「でも、なかなか手が伸びない」→「行動に移せない自分にストレス」→「他の科目から勉強を始めて、英語は最後に後回し」→「時間切れで、英語は勉強量が不足したままテストへ」→「計画を実行できなかったことに、自己嫌悪」
 
どうやら、このループを繰り返しているようでした。まじめで完璧主義な性格の生徒ほど、逆に、このループに入ってしまうと抜け出せなくなってしまうもの。まずは今までのループから外れて、一歩一歩階段を登っていく学習計画で進めていくことにします。
 

学習ポイント2
苦手科目を克服するために!

今までと同じ学習方法を繰り返していると、なかなかステップアップは難しいもの。客観的な視点から性格や勉強の進め方をチェックして「苦手意識のループ」を抜けていこう。まずはそこから!

 
 

より」から「より」へ 


 
学力テストを実地し、さらに対策を考えていきます。Oさんの場合は「長文読解は苦手だけれど、穴埋めや並べ替えはわりと得意」ということがわかったため、その分野から強化していくことにしました。もともと暗記系の科目は得意分野だったために「語句の量を増やす」ことで得点できる分野から始めてみることにしたのです。
 
具体的には「入試頻出単語・熟語」を毎週ノルマのページ数を決めて絶対量を増やしながら「穴埋め・並べ替え」の問題を集中して解くことを最初の課題としました。同時にレベルアップに時間がかかる長文読解は、まだ時間に余裕があったため高1年生レベルの英文解釈の文章を丁寧に読みながら「量より質」の方向で対策を開始します。
 
Oさんは「自分が成長できている」ことを実感できれば、集中できるタイプの生徒でした。もともと真面目で素直な性格のため、「テキストを一冊終えられた」「少しずつだけれど解ける問題が増えてきた」と淡々と勉強を継続していきます。
 
夏休みに入った段階で理解度を確認後「質から量」への学習計画に切り替えます。長文読解の課題が増えたため、通常よりも多めの学習量ですが「わたしは遅れているので、このくらいは普通にがんばります」と、いつもと変わらない落ち着いた表情で夏の暑い毎日を乗り越えていました。この段階で「苦手科目のループ」は抜け出し、一気に加速していく段階に進めたことが秋以降の得点アップの土台になっていったのです。
  
学習ポイント3
弱点克服のポイント!

成績を上げるためには「土台固め」が重要。夏までに、土台を作ることができれば、そこからは一気に加速できるよ。春から夏までの過ごし方を大切に!

 
 

がんばりました!」と即答したHさん


 
受験生にとって、秋から冬への時間は「あっという間」に過ぎ去ったように感じるもの。気がつくと、東北学院大学一般入試の一週間前になっていました。私はHさんに「今日までの時間を振り返ってみて自己分析すると、どのような感じ?」と質問します。すると本棚に並べられているテキストを横目で眺めながら「がんばりました!」と即座に力強い返事が返ってきました。それは、普段はおとなしいOさんには珍しいほどの力強い声だったことを覚えています。
 
そして「がんばりました!」との言葉通り、第一志望だった東北学院大学から合格通知が届いたのです。おめでとうOさん!
 
 
Oさんの場合は「量よりも質」から「質から量」へと学習方法を大きく二つにわけ、自分のペースで学習量を増やしていけたこと。国語と社会が得意だったため、活用できる時間の多くを英語に費やせたことが、合格のポイントになりました。自分に合った「苦手科目の克服方法」で、一年間じっくりと取り組んでいけば、 必ず「突破口」が見えてきます。苦手なことを苦手なままで終わらせるよりも、ここで全力で努力を重ね、得意科目へと変えていくのです。その体験は、 大学受験だけではなく、これからの人生の中で大きな力となって、あなたを支えてくれることでしょう。
 
学習ポイント4
さあ、次はキミの番だ!

Oさんの学習レポートはどうだったかな? 真面目で素直な生徒に頑張る人には、たくさんの可能性がやってくるよ。がんばれ受験生!

 
 

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対象:高校1・2・3年生 
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指導地域:宮城県仙台市(多賀城・富谷町含む)
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