東北学院大学の合格判定はD。
本当に、この勉強方法で間に合うの?
仙台市内の高校に通学するYさんから学習相談の申し込みがあったのは、高2の3月。「東北学院大学を目指しているのですが、今までに模擬試験でD判定しか取ったことがないんです。自分一人でもできるところまで頑張ろうと思っていたのですが、偏差値も上がらないし、来月から三年生になるので・・・」
と、自分なりに努力をしてきたのに偏差値が上がらず、模試の合格判定が低い状態が続いたため不安になり、学習相談を申し込んだとのこと。さっそく今までの受験勉強の内容を聞いてみると「学校の先生に『英語の教科書の内容をマスターすれば、合格できる』と言われたので、教科書とテキストで勉強をしてきました。でも、今ひとつ手応えが感じられないし偏差値も上がらないので、さすがに今の受験勉強ではまずいと思いました」「この前、学校で東北学院大学の過去問を見せてもらったのですが、英語の長文も長くて問題数も多いのでプレッシャーを感じています」と、Yさんは模試の成績が印刷された用紙を机の上に広げながら少し伏し目がちに話してくれました。
一生懸命に努力をしているのに、結果が出ないのはつらいよね。でもそこであきらめては、もったいない! 今までの学習方法や弱点。そして志望校によって学習方法は異なるもの。努力が結果に表れない時は、今の方法を見直す時期かもしれないよ。
10人いれば10人の受験勉強がある。
個別学習計画の作成開始。
確かに、学校の先生の指導通りに教科書の内容中心の受験勉強でも合格ラインに達することも可能かもしれません。でも、10人いれば10人の個性があるように、受験勉強でも「その生徒に必要な部分は異なるもの」です。さらに入試日までの時間は限られていますから、少しでも無駄なく、少しでも多く問題を解いていく工夫も必要です。
担当の先生は、他の生徒のために用意していたテキストと東北学院大学の過去問を机の上に広げ「この問題は〇〇の知識を問われているから、このテキストの問題のように〇〇のパターンの問題を重点的に勉強すれば点数を取りやすくなるよ。次の問題は・・・」と、出題傾向に合わせてテキストを選んでいくことの大切さを、過去問とテキストを対比させながら解説していきました。そして模試のデータを元に本人が見落としている弱点を見つけ出し、優先順位を考えながら、一ヶ月間の具体的な学習計画を組み立て始めました。
担当の先生は「今はまだ時間があるから、問題を解くのに時間がかかることは気にしなくてもいい。それよりも確実に理解することと継続することが大切。昨日よりも1問でも多く自信をもって解ける問題を増やしていこう。それが今月の目標だよ」と解説しながら、具体的な学習計画をアドバイスしていきます。
「来月末までに、このページまで終わらせることを目標にしよう。そのためには、来週までにここまで終わらせること。一日あたりだと4ページだから、最初は少しきつく感じるかもしれない。でも、目標まではこのくらいのペースで挑戦する必要があるから、まずは一週間はこれで進めてみよう。大丈夫そうかな?」
Yさんは、はい、と用意していたノートとカレンダーに計画を書き込んだ後、「何をやれば良いかがわかったので、モヤモヤがすっきりしました」と、ようやく少しだけ笑顔を見せてくれたのでした。
1)自分では気がつきにくい「弱点」を見つける
2)弱点と東北学院大学の出題傾向に合わせた問題(テキスト)を選ぶ
3)期間を「短期・中期・長期」の3つにわけて、計画を作っていく
ミスの原因と対策を徹底分析。
弱点を発見し、即座に対策。
Yさんは、ノートに計画や反省点を書いていくことで、自分の考えをまとめていくタイプの生徒でした。そこで「前回の模試では、ケアレスミスが多かった」と表面的な反省で終わらせるのではなく「なぜケアレスミスが多かったのか。その理由と原因はどこにあるのか?」を深く掘り下げ、対策をノートに記録していくという方法で授業を進めていきました。
実際にノートに言葉で記入してみることで「客観的に自分の状況を把握」することができます。客観的に状況を把握することができれば、具体的な対策を考えていくことができます。「ケアレスミスが多かった」では「次はミスを少なくできるようにがんばろう!」と曖昧な精神論で終わってしまいます。しかし「ケアレスミスが多かった。これは△△の問題演習量が少なかったから。出題されないと思い込んで、演習を怠ってしまったから」と改善点につなげることができます。
不安や迷いもそのまま放置しておくのではなく、納得できるまで原因と改善策を考えて計画を立てていく。実行して修正する。「土曜日は8時間。日曜は10時間。英単語の暗記は15ページくらいやっておいた方がいいですよね? 今週は長文読解は1日2題でいこうと思うのですが、これで大丈夫でしょうか?」と、具体的な課題を見つけながら、自分で週末の学習計画を細かく立てていくことができるようになった秋の段階で、すでにYさんの「合格」は決まっていたのかもしれません。
頭の中にあることを、文章にしてみると整理しやすくなっていいよね。同じようにして、毎日日記をつけている先輩達もいるよ。記録した内容を見ながら「1)言葉やデータで具体的に分析 → 2)具体的な対策が立てられる → 3)学習計画の修正と変更」を繰り返していくんだ。ためしてみよう。
本当にそれが、今やるべきこと?
一般入試に向けて、時間を最大活用。
Yさんにとって、東北学院大学への受験計画を進めていくポイントは、
1)東北学院大学の過去問を分析し、出題傾向と全体像を把握する。
2)現在の自分の学力(合格判定)をベースに、取り組む課題の優先順位を決める。
3)学習計画を立て実行!
4)定期的に模試を受験し、学習の進み具合を客観的にチェック。
5)模試の結果をもとに学習計画と課題を見直し、実行!
この5つでした。具体的な課題を決め、課題に取り組んでいけば実力が身に付きます。実力が身に付けばチャンスが広がります。チャンスは自信につながり、次のステップへと自分自身を進めていくエネルギーとなります。自分の弱点と目標に合わせた学習方法と出会うことができれば、第一志望校への合格は決して夢ではありません。
Yさんは「今の偏差値では現役での合格は厳しいかもしれない」と言われた志望校へ現役で合格することができました。しかし、1年あればワンランクアップの志望校合格は決して夢ではありません。どんなに高く険しい壁に見えても、必ず攻略ポイントは存在します。入試会場で問題用紙が配られるその瞬間まであきらめずに、何度も何度も粘り強く問題に取り組んでいく。そのような努力の先には東北学院大学合格へと続く道が開かれていくものです。
合格報告の連絡があった時、Yさんに感想を聞くと「この勉強方法なら、大丈夫だと思えたことです」と答えてくれました。自分に合った学習方法と出会うことで、可能性はまだまだ伸びていきます。今の偏差値や合格判定で諦める前に、本気で挑戦してみてください。あなたも一年前のYさんと同じように、新しい方向性と可能性が見えてくるはずです。
今までの自分を変えることは難しいし怖いかもしれない。でもそこで立ち止まらずに、挑戦する「勇気」を持つこと。自分を信じて最初の一歩を踏み出していくこと。いますぐ、はじめていこう。がんばれ受験生!
仙台EG式プロ家庭教師コース
東北学院大学 一般選抜入試対策講座
※現在「対面式の授業」は休止中です。「オンライン小論文講座」での対応となります。
指導形式:プロ家庭教師による指導。
対象:高校1・2・3年生
授業内容[基礎〜標準レベル]
指導科目:英語 国語総合 政治経済・日本史B・地理B 小論文 推薦・AO入試対策
指導地域:宮城県仙台市(多賀城・富谷町含む)
受講料:24.000円/月(税込み・26.400円 × 週1回90分の場合)※受講料には諸経費が含まれています。※希望者を対象に夏休み期間・直前期間の追加授業にも対応します。
入会金:20.000円/月(税込み・22.000円)兄弟生無料
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